軒どいの破損

軒樋(軒どい)破損の現場調査の写真です。

大雪で軒樋が壊れたお宅での現場調査


  • 東京都練馬区です。築30年前後で、屋根の形状が切妻。
  • 近隣は学校も近く、とても静かな住宅地です。昔は都内にしては比較的広い敷地の住宅が多かったので、相続・規制緩和で容積率、建築条件の緩和で敷地も狭く、急勾配の屋根の三階建てがかなり増加しました。
    そんな中で、昔風のとてもなつかしいお宅です。
  • 日本瓦でかなりすべりやすく、登りにくかったです。
  • 雨の日はあぶなくて、もちろん、登らない方がいいです。
  • 大雪で大屋根、下屋根の軒樋が破損していました。

外観写真

  • 瓦自体は日本瓦ですから、かなり耐久性はありますが、どうしても直射日光で色が褪せたり、欠けたりしてます。
  • 際の銅線も外れてます。

外観2

  • 大屋根の下り棟ですが、のし瓦が少しずれてます。調整が必要です。
  • メンドもかなり、劣化してます。できれば、取替たほうがいいです。

北側2階軒樋

  • 屋根の勾配の割には軒樋が大雪で破損してます。
    かなりの荷重がかかったと考えられます。
  • 金具も比較的、間隔が広いのでできれば、金具の幅を狭めて施工したほうがいいです。
  • 雪止めも付いてないのでできれば雪止めのお勧めします。
  • 東京都内で今までは大雪は降雪しづらかったですが、さすがに、大雪も降りやすくなってます。
  • しかも、東京都内の屋根はアングルの雪止めは少ない傾向にあります。

北側2階軒樋
北側2階軒樋
  • こちら側の雨樋はそんなに破損してないようにみえます。
  • おそらく、日当たりとか屋根勾配や条件で微妙に被害が変わるものと思われます。

東側2階軒樋 東側2階軒樋
東側2階軒樋
  • 東側は結構、破損度合が大きいみたいです。
  • 砂が溜まってるので、雨水が流れてないのがわかります。

西側2階軒樋 西側2階軒樋
西側2階軒樋

  • 屋根の形状が寄棟なのでそんなに急勾配ではないですが、雪が水分を含んでかなり重くなっていたのと、2週間続けて降ったために、かなりダメージが大きくなったみたいです。
  • しかも、2月15日に降った大雪は、朝方→雪から雨に変わったので、その影響も考えられます。


  • 工事内容外部足場(ビケ足場使用) 大屋根・下屋根 軒樋交換(金具撤去から新規取替まで)
  • 工事日数 5日~7日
  • 火災保険認定金額(保険の内容によります)65万円前後


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