軒桁復旧工事前の状況
- 既存軒桁がかなり傷んでます。ケラバのモルタルもかなり変形してます。
- かなり、難工事になりそうな予感します。
- ケラバの日本瓦もかなり、浮いてて傷み具合が凄いです。
- 屋根母屋はそんなに傷んでないようです。
軒天のモルタル
- 軒天のモルタルもかなり変形しています。落下しなかったのが奇跡的です。
- 瓦桟木もかなり、傷んでると、想定できます。
- 直射日光も多少、影響??してる??かもしれないですが。
南側軒樋破損状況
- 既存の日本瓦を降ろして→瓦桟木を撤去→野地板(ざら板)を撤去→すると、南側の軒桁がかなり腐食してました。
- 手前の垂木も原型をとどめないくらい腐食しています。
- 軒桁もよく見ると芯もないような感じです。芯が残っていれば補強して復旧もできますが、ここまで傷んでると、撤去→新規交換をお勧めします。
- 外壁は比較的、傷んでなさそうですが、もう塗装時期をとっくに過ぎてるようです。
- ちなみに、「霧よけ」もかなり塗膜が剥がれてますので、ケレン→塗装をお勧めします。
南側既存軒桁撤去状況
- 既存軒桁撤去状況です。丸ノコでていねいに切断して撤去します。比較的、狭い空間で行う作業なのでかなりやりにくそうです。
- 天井裏にかなり近い箇所なので、細心の注意を払います。ちなみに、天井裏をよーくみると断熱材らしきものが設置してあります。
- さすが、施主様は元・大工さんということもあって、熱気対策が施してありますね。
- 丸ノコで切り目を入れた後、手ノコで丁寧に切断していきます。
- 作業場が狭く、かなりやりにくかったです。
- 作業時の足の踏ん張り箇所の確保が難しかったです。
南側既存軒桁撤去状況
- 細部は丁寧に撤去していきます。他の箇所、既存のモルタルを壊さないように細心の注意を払って作業します。
- 詳しいお客様から質問がたまにありますが、屋根裏でもシロアリが付くことがあるんですか???と、質問されますが、屋根裏でもシロアリが付くことはあります。
- 屋根裏も、梅雨時期や雨漏りを日常的にしてる場合は可能性は高いです。
あい掛け施工状況
- あい掛け施工状況です。ノミで丁寧に削って正確に加工するのですが、なかなか簡単にはできない作業です。まさに匠の技ですね。
- この空間がどうやって仕上がっていくか、大工さんの腕の見せ所です。
妻梁
- 腐食した部分をきれいに撤去します。(腐食した部分を残すとシロアリが付く原因になります)
- 妻梁もそんなに傷んでないようです。妻梁が傷んでなくてよかったです。
垂木受け
- 垂木受けを丁寧にノミで削っていきます。
軒桁
- ここまでくると、軒桁もかなり復旧してきた感があります。ひと山、超えたかんじです。屋根で腐食・朽ち果ててるところは網羅できたようです。
- 余談ですが、屋根裏は合板を張ったり、屋根材を設置したり、モルタルを塗ったら見えなくなるので、丁寧に施工していきます。
垂木受け加工
- 垂木受け加工した角材を設置してるところです。
屋根・軒桁復旧状況
- 屋根でもかなりデリケートな箇所ですから、慎重に丁寧に手作業で据えていきます。
ラス網施工完了
- ラス網をまんべんなく、撒くように取付ていきます。かなりいい感じで仕上がってます。軒桁・破風・軒天井の部分もがっちり、ついてます。
左官仕上げ完了
- 左官仕上げもかなり丁寧に仕上げてあります。
左官仕上げ乾燥完了
- 左官仕上げが完了して秋から冬にかけては3日~4日、乾燥させます。
シーラー塗布完了
- わかりずらいですが、軒桁部分にシーラーを塗布した状態です。
塗装完了
- 左官仕上げが完了して秋から冬にかけては3日~4日、乾燥させます。