既存の軒裏換気口
既存の軒裏換気口
- 通常、2階・3階の屋根裏(小屋裏)は夏場は50度~60度になると言われてます。その、影響として【1】2階・3階の部屋が暑い(エアコンの効きが悪いなど)【2】熱気で小屋裏の木材が割れる、等があります。
- 対策としては、新築であれば24時間換気、在来工法ですと軒天の換気口を設置して大屋根に換気棟を設置するとかなり効果があります。
- 上記の写真は築30年前後で、既存軒天の換気口のみ設置してあって、大屋根には換気棟がなかったお宅です。
- 換気棟が無いようですが築年数の割には軒天井に換気口が設置してあること、しかも、東西南北何か所か設置してあるので、当時としてはかなり配慮された施工方法だと考えられます。
- 軒天の換気口のみだった時は天井裏が物置になっていて、真夏は荷物を取り出すのが大変でした。(お客様の声)
- 既存の屋根には、換気棟はまったく設置してないです。
新規の換気棟を2箇所設置した、屋根の葺き替え工事前は軒天井裏に換気口が設置してあるだけなので、風は入ってきますが熱気が抜けるところがありません。
熱気は下から上に抜ける性質があるので、換気棟を設置してあげることによって、風が換気棟を伝って上に抜けて、屋根裏(小屋裏)の温度がかなり下がることが期待されます。
- ①新規換気棟の穴明け状況です。
- ②新規換気棟の穴明け完了
- ③新規換気棟設置状況
- ④新規換気棟設置完了
- 新規換気棟の穴あけは既存の屋根に新規穴を直接開口していきます。慎重に開口していきます。
(施工当時は8月初旬でしたので穴を開口した瞬間、熱気がモワッと上がってきました。)
- 施工前はセメント瓦ですから当然、屋根の棟(上に)換気棟などは設置されていません。
しかも、軒天も小屋裏の外壁にも換気口は一切設置してありませんので、屋根裏(小屋裏)はかなり熱気が篭もっています。
もちろん、2階の部屋も輻射熱でかなり暑いはずで、エアコンが効きにくいのも当然です。 - 理想を言えば、屋根の形状が切妻なので、北側・南側に換気口を設置したらかなり熱気対策に効果があります。