①既存の瓦の撤去状況
- 施主様が大工さんだったこともあって、一回、屋根の載せ替えをやられてるみたいで、思ったほど傷んでませんでした。
- しかし、屋根瓦の重みは瓦だけで(棟・瓦土は除きます)1坪あたり142キロになります。
- 屋根面積が90㎡相当ですので4t近い重量になります。
- 高所作業ですので慎重におこないます。
- 作業時にほこり・粉じんがすごいので、注意しながら瓦を撤去していきます。
②既存瓦桟木撤去状況
- 瓦桟木撤去状況です、瓦を固定してる、桟木を撤去してる作業です、釘で止めてありますので慎重に撤去作業をおこなわないと下地を傷め恐れがあります。
- しかも、野地板の下に垂木しかないため、足場はかなり不安定です。慣れてない人が登ると天井に穴が開きそうです。
③既存瓦降ろし状況
- 既存瓦を降ろしてる状況です。パワーユニックを設置して、上から下に降ろしていきます。
- もちろん、地上から屋根上に資材・工具を上げるのにも、かなり重宝してます。
- ステージを設置して作業しやすように、足場を安定させます。
④新規ラーチ合板(12ミリ)設置状況
- 新規ラーチ合板(12ミリ)です。瓦桟木を撤去した後、墨だし(垂木が入ってる、位置)をしてラーチ合板(12ミリ)を設置して、ビス止めしていきます。
- 南側と違って北側は軒天の補修などの付帯工事が無いため、比較的、順調に作業が進んでます。
- かなり詳しいお客様から質問されることがありますが、既存のルーフィングは撤去しなくていいんですか?と質問されますが、特に既存のルーフィングはあっても問題はないですし、撤去したらその分、撤去費用がかかるのでそのままでも大丈夫です。
⑤新規ラーチ合板(12ミリ)設置完了
- 新規ラーチ合板(12ミリ)設置完了です。ここまでラーチ合板(12ミリ)を張ると、安心して屋根に登れます。
- 一山超えた感じです。
- 余談ですが、北側はこれでルーフィングを張って養生して終わりますが、片面ずつ仕上げていきます。
⑥新規ルーフィング設置完了
- 新規ルーフィング設置完了です。通常の業者、工務店だとここで雨漏りしないと判断して屋根養生はしないのですが、当社は防炎シートで毎日、養生してます。
- 注)養生とは、建築工事等で施工し終えたコンクリートやモルタル等を保護して、時間をかけて充分に硬化させる作業のことをいいます。
⑦新規軒先水切唐草設置状況
- 新規軒先水切唐草設置状況です。水切りはルーフィングの下に設置して、水切唐草の上にルーフィングを設置していきます。
⑧新規コロニアルスターター
- 新規コロニアルスターターの設置完了です。水切唐草を設置してコロアルスターターを設置していきます。ここまできたら、後はコロニアルを下から設置していきます。
⑨新規コロニアル設置状況
- コロニアルクアッド(製品名)を下から順番に設置していきますが、釘で1枚当たり、四点留めにしていきます。
⑩防炎シート養生状況
- 防炎シート養生状況です。毎日、屋根養生していきます。ブルーシートを使用する業者さんもあるようですが、ブルーシートだと、雨水が入る可能性があるので、コストはかかりますが防炎シートをお勧めします。
- また、ルーフィングを張った時点で養生をしない業者さんもいるようですが、ルーフィングの隙間から大雨が降った時に、雨漏りする恐れがあるので養生をしたほうがいいです。
⑪コロニアルクァッド
⑫コロニアル雨水止め処理切断加工
- コロニアル雨水止め処理切断加工です。雨水が侵入しても、ケラバの奥まで雨水が侵入しないように工夫してます。コロニアル雨水止め処理切断加工をしない場合は雨漏りしやすくなります。
⑬新規換気棟設置前
- 新規換気棟設置前です。コロニアル、ルーフィングをうまく、整形して整えていきます。
⑭新規換気棟コーキング打設
- 新規換気棟コーキング打設です。変成シリコンで丁寧に接着していきます。
⑮新規換気棟設置状況
- 新規換気棟設置状況と換気棟の裏面です。
- 丁寧に手作業で設置して、上からビスで固定していきます。
⑯新規棟垂木設置状況
⑰新規・棟板金・換気棟設置完了
- 新規・棟板金・換気棟設置完了です。これで、真夏は少しは2階の室温は違うと思われます。