練馬区|台風被害後のドローン屋根点検と補修
練馬区内のお客様から関東に9月30日に上陸した台風、24号の被害で、大屋根の棟が飛んだので見て欲しいとの依頼を受けました。
ちょうど、台風24号から二週間ぐらい経過した時期ですが、確認したところ、まず始めにびっくりしたのが、大屋根の部位だと思われるコロニアルは波板の上に落下してましたので、まずそれを取り除きました。
大屋根の確認をすると、棟包みが外れていて、コロニアルも外れており、かなりの風で持って行かれたんだと思いました。応急修理をおこなって、後日、応急修理の写真をドローン(Mプランニング01)で撮影しました。
今回も住宅地での飛行でしたので、かなり気を使いました。電線からはできるだけ離れた場所からドローンを離陸します。撮影した画像で確認したら、応急修理の箇所がはっきりと明確に映ってました。ドローンの活用方法としては、屋根の被害写真も撮影できますが、メリットとして大きいのは東京都内や関東近県都市部で多い、三階建ての家屋・建物のドローンによる調査点検です。通常、二連梯子で屋根を点検できるのは二階建てまでが限度だと思います(三階建ては見れないことはないが、三階用梯子を2t車に積んで運搬しないといけないため、ごく限られた本当の専門業者しか難しい)。ですので、ドローンは三階建ての家屋・建物の点検には最適です。
私が通常の二連梯子で屋根に登って調査・点検をおこなって思う事は、屋根勾配が比較的ゆるい場合は点検できますが、急勾配の屋根や屋根にコケが付着して、ザラザラしてる場合などはかなり危険な思いをしたことがありますので、ドローンを活用すると、ずっと安全だと思います。それと、事務所を拠点にバッテリーが2個あれば、朝から、屋根点検の依頼を集中的に入れて、1日に5件から7件くらい行う事も可能です。
話は戻りますが、今回のお客様も火災保険に加入されていたので、比較的早く、保険会社が対応してくれたので大変助かりました。
被害状況
既存のコロニアルが大風で外れてます。かなり生々しいです。通常、コロニアルは釘で固定されてますので、いかに強い風だったかを物語ってます。
棟包み(むねつつみ)の被害状況
既存の棟包みがこれだけ外れているのはあまりみたことがないです。通常だと、部分的に棟包みが外れることはありますが、棟板から外れてますので相当強い風だったようです。
コロニアルの被害状況
既存のコロニアルが波板に落下した状況です。
応急処置完了(上空約20m撮影)
今回は2階の大屋根でしたので、応急処置のやり方としてはかなり危険でしたが、何とかできました。ブルーシートとテープだけでは、風で飛んだり外れたりするので苦渋の決断で防水テープを使用することにしました。工事がかなり立て込んでいたこともあり、まずは応急修理で持たせることを最優先にしました。
横から見た角度
屋根の状況を横から見た様子です。
工事完了(上空20m撮影)
ドローンを上空20mに上昇させて撮影。全体の写真がわかるので視覚的にかなり分かり易いです。
応急処置の状況
(ドローンから撮影、ズーム可)
補修工事完了後の状況
(ドローンから撮影、ズーム可)